2011年7月24日日曜日

スヌーズレン

スヌーズレンという言葉、聞いたことありますか?
簡単に言うと五感を刺激する環境設定のことです。主に知的障碍者の方へのリラクゼーション活動などが目的です。
私はこれを『知的障害のある人のためのバリアフリーデザイン』という本を読んで知りました。ヨーロッパで始まり、近年日本でも様々な施設で取り入れられているそうです。

で、これが可愛いんですよ。
見るからに楽しそうなんです。ざっと見ただけでもキラキラしてて自分でもやってみたくなりました。
例えば、スヌーズレンに用いられる道具(おもちゃ)がこれです。
 
左から、ホバーマンリング、ルミンディスク、バブルタワーと、どれもどこかで見たようなものですよね。他にも手作りのものでは鈴をいくつも長い紐に結んで、触って音を出して楽しむものや可愛い子袋の中身を手の感触を通じて楽しむものなどバリエーション豊富です。
更にスヌーズレンの部屋がこんな感じです。
  
素敵じゃないですか。おしゃれですよね。
「いかにも」感が全然無くて私たちだって普通に使いたいくらいです。真ん中の写真なんかアート作品そのままじゃないですか。
「五感を刺激する」というだけあって、スヌーズレン採用の施設にはいろいろと細かな仕掛けがなされているようです。実際体験することって大事ですよね。
そしてここまで芸術性が高いのならいっそアートとしての展示をやってみるのもいいかもしれません。障害者対象の展示になると思いますが、実際に触って楽しめるので小さいお子さんなども参加しやすいアートイベントになると思います。

スヌーズレンの定義は誰もが日常で経験することをたとえ重い障害を持っていようと実現し、また快適なインテリアも損なわないということです。
私は芸術と技術が融合したユニバーサルデザインの行き着く先はこのスヌーズレンなのではないかと感じました。

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