2011年7月25日月曜日

香りから

スヌーズレンにはアロマテラピーによるリラクゼーション効果や部屋にポプリを飾るなどする匂いによるものもあります。
「匂いのユニバーサルデザイン」についての話がことさらさんの記事にありましたが、それはこういうことなんだなぁ・・と、納得。

匂いを嗅ぐことで神経の興奮が抑えられて麻痺した神経系を覚醒させるといわれているそうです。
音楽や匂いは生活の中に取り入れることでリズムをつけられます。寝る前とかに聞いたり嗅いだりね。誰にでも触れられる、また視覚だけではない表現というのは日常に取り入れていくのが最も芸術として輝いている時ではないでしょうか。

2011年7月24日日曜日

本の紹介

前の記事に書いた本を紹介しておきます。

二井るり子
大原一興
小尾隆一
石田祥代 著

知的障害のある人のためのバリアフリーデザイン  彰国社
http://books.google.com/books?id=vsFqGQAACAAJ&source=gbs_similarbooks_r&cad=2


様々な場所でのバリアフリーの提案やスヌーズレンの紹介、スウェーデンの事例なども記載されています。
写真があるので書いてあることがイメージしやすいです。
よかったら読んでみてください。

スヌーズレン

スヌーズレンという言葉、聞いたことありますか?
簡単に言うと五感を刺激する環境設定のことです。主に知的障碍者の方へのリラクゼーション活動などが目的です。
私はこれを『知的障害のある人のためのバリアフリーデザイン』という本を読んで知りました。ヨーロッパで始まり、近年日本でも様々な施設で取り入れられているそうです。

で、これが可愛いんですよ。
見るからに楽しそうなんです。ざっと見ただけでもキラキラしてて自分でもやってみたくなりました。
例えば、スヌーズレンに用いられる道具(おもちゃ)がこれです。
 
左から、ホバーマンリング、ルミンディスク、バブルタワーと、どれもどこかで見たようなものですよね。他にも手作りのものでは鈴をいくつも長い紐に結んで、触って音を出して楽しむものや可愛い子袋の中身を手の感触を通じて楽しむものなどバリエーション豊富です。
更にスヌーズレンの部屋がこんな感じです。
  
素敵じゃないですか。おしゃれですよね。
「いかにも」感が全然無くて私たちだって普通に使いたいくらいです。真ん中の写真なんかアート作品そのままじゃないですか。
「五感を刺激する」というだけあって、スヌーズレン採用の施設にはいろいろと細かな仕掛けがなされているようです。実際体験することって大事ですよね。
そしてここまで芸術性が高いのならいっそアートとしての展示をやってみるのもいいかもしれません。障害者対象の展示になると思いますが、実際に触って楽しめるので小さいお子さんなども参加しやすいアートイベントになると思います。

スヌーズレンの定義は誰もが日常で経験することをたとえ重い障害を持っていようと実現し、また快適なインテリアも損なわないということです。
私は芸術と技術が融合したユニバーサルデザインの行き着く先はこのスヌーズレンなのではないかと感じました。

手が動かなくなる件について

私、実は以前からたまに文字を書いてるときに手が震えて続きを書けないという事態に陥ってまして。そうなったら鉛筆でもシャーペンでもマジックだろうと駄目なんですね。
手自体は動くので日常生活に支障はないんですけど、字を書くときに使うところに上手く力が入っていかないんでしょうね。
ちょっと不便なんですよ。
そこでね、作ってみました。握りやすいボールペン・・・といっても芯がまだないんですけどね。
高校の時にも一度やりましたユニバーサルデザイン。これ↓焼いてるんでカチコチです。
私の手に合わせてるんで誰もが使いやすいわけではないです。
一応左右どちらの手でも握りやすいようには出来てますよ。
途中で別のペンの芯をさして書いてみたんですが、普通の細いボールペンよりは書きやすかったです。
手が動かない時、こうやって握って書くこともあるんですけどやっぱり普通のペンではやりにくいんですよね。こういう体積があるものが使いやすいです。

ただ、作ってて思いましたけどこれ大きくて邪魔だな、と。筆箱には入りませんねー。
あと 形 だ さ い 。

「いかにも」感が拭いきれませんでした。はっきり言えば失敗ですね。
でもこれ、形状記憶とかで適度に柔らかい素材を周りに使えば普段はシンプルでかわいいけど使うときは手の形になじむようなボールペン作れそうですよね。コストがかかり過ぎるでしょうが・・・
シャーペンも同じことが言えますね。道具が手になじむというのは重要ですよ。

ともあれ一応やりたかったことは出来ました。
粘土はまだあるんでもっと良いものを作ってみたいです。

まとめページ

グループのまとめページをことさらさんが作ってくださったのでリンク貼っておきます。

http://kotton99.blog.fc2.com/


今日はこれからまた色についての記事書きますよ。

2011年7月11日月曜日

ブログデザイン

ブログデザインもせっかくカラーユニバーサルデザインについて知ったのだから、それを活かしていこうと思います。
見やすさとしては青基調でところどころにオレンジが入っているような感じのが一番いいのかな、と。あまり緑よりの青や赤よりのオレンジは結局色弱の人には見えにくくなるので注意が必要ですね。



とか思っていろいろ考えたんですけどはじめに設定してた空が一番良いんでない?という結論に至ったためデザイン変わらず。
自分で描いて上げた方がいい気もしますねー。

2011年7月4日月曜日

コクヨのよっこっく!

文房具のユニバーサルデザインってどんなものがあるんでしょう。
私はボールペン、シャーペンの持ち易さ書き易さが真っ先に思い浮かびます。
でもそれだけじゃないですよね。文房具のデザインってとても重要だと思います。絵を描く時はシャーペンや筆を、工作するならハサミや糊を、デジタルアートならマウスやタブレットを使います。これらをUDに変えることで芸術ともっと簡単に関わることができる人が増えるのではないでしょうか。

コクヨさんのHPにユニバーサルデザインの文房具について記述がありました。
ファイルや定規、ハサミなど、他にもいろいろ載ってます。
びっくりしたんですけど、どこから消しても角で消せる『カドケシ』があるじゃないですか。アレもUDだったんですね。初めて知りました。ただ、個人的にアレは使いにくいのでUDと認めたくはないですね。

ハサミにしても指が痛くならず刃に糊もつかないハサミを開発されているみたいですが、もっと改善の余地があるのではないでしょうか。まずハサミの使い難さについてよく言われているのが「左利きはの人にとっては使いづらい」ですかね。左利き用のハサミもあるのでそれも買っておけばいいんですけど、家に何個もハサミはいらないですよね。ここで両利き用ハサミの出番ですね。コクヨさんの『エアロフィット』が両利き用であるという確認がとれないんですけど、これは両方で使えるんですかね。子供用は左利き用がちゃんと用意されています。これがもし両利き用でないなら両利き用にするのがUDだと思います。
あと、私このデザイン可愛くないと思うんですよね・・・いかにも優しそうな、ホラ、使い易くなったでしょ、的な雰囲気がします。デザインもっとかっこよくいきましょうよ。


 
左のは外国製の両利き用ハサミです。シンプルで素敵なデザインだと思います。でも、使ってると指が痛くなりそうですよね。指が痛いのは嫌なので私はこれを使いません。買うならエアロフィットかなー。でもあっちはデザインが嫌。
エアロフィットのデザインをこれくらいスタイリッシュにしたら使ってて楽しそうだと思います。

2011年6月27日月曜日

神戸ビエンナーレ

ユニバーサルデザインの芸術はないのかと調べていると、大学でユニバーサルデザインをやっているところや、各地の芸術祭が検索に引っかかりました。
今回は神戸ビエンナーレの紹介です。

神戸ビエンナーレというのは2007年と2009年に開催された神戸市のイベントです。今年2011年も10月1日~11月23日まで開催されるそうです。
2007年のHPを見ていると、コンペディションの欄にユニバーサルデザインの項目があるじゃあないですか。この時はポスターコンペディションをやったようで、ビエンナーレのポスターをユニバーサルデザインで描いて応募してね、というものだったみたいです。
今回はユニバーサルデザインの項目はないんですけど、「障碍者アート展」というのがあるみたいで。
そのページはまだ準備中のようなので詳しいことは書けませんが、これは気になる。
進展があったらまた書いていこうと思います。



神戸ビエンナーレ公式HP【http://www.kobe-biennale.jp/

色と光と危険

カラーユニバーサルデザインについて調べていると、世の中には様々な危険があることを改めて知りました。危険を色で知らせるのは危険、という話ね。今回は少しLEDについても触れてみましょう。

色覚障害者の人はタイプによって見える色に違いがあるそうです。
タイプの違いというのは、赤、青、緑のうちどれか一つを認識できない場合や3つの色を認識する感覚が少し違う場合などがあります。

このページには駅の電光掲示板の赤い光が認識できない人もいると書いてありました。


そこでまず、私が思い至ったのは信号の色は全ての人に見えてるのかな・・ということです。
最近の信号機はLEDなど使用して見やすい光を発するものも登場してますよね。
土曜日にグランヴィアホテルで開催されたLED総合フォーラムに行ってきたんですが、そこの展示でも通常の光源の信号機とLEDを使用した信号機が比較されていました。確かにLED使用の信号機ってすごく見やすいんですよね。でもそれって全ての色を(少なくとも赤と緑)認識できることが前提なんじゃないでしょうか。

色盲の人も青はそこそこ見える、ということを以前書いた気がします。それならLEDの青色はどう見えるんだろうと気になり調べてみました。LEDの青色光源は色覚異常のひとにとってはすごく明るく見えるみたいです。LED画期的!!青色だけでも見えたなら、大分道路が渡りやすいと思うんですよ。
あと、赤色が見えない人が多いということで赤もどうにか別の色の光源を使用できないものかと考えました。カラーユニバーサルデザインの配色表がネットの海に転がっていたのでそれを見ていると、赤の変わりにはオレンジないし朱色が使われているんですねー。これはいけるんじゃないかと更に調べていくと、「赤はよく見えないけど朱色は見える」ことがわかりました。
私、青のLED光源がいろいろ使えそうですごく素敵だと思うんですよ。まぁ、その辺りはLED担当の方に任せましょう。
信号機の色、もう全国的に青とオレンジ採用でいいと思うんですけどいかがでしょう?


他にも改善策を考えてみると、信号が変わるときに音が鳴って知らせてくれるものもありますよね。あれって色を認識できない人というより目の見えない人のためのものだと思ってましたけど、結構汎用性があるんですね。実際、もともと色盲の方のためっていう面もあったんでしょうけどね、今まで気づいてませんでした。
周りを見ればまだまだ出てきそうです。色々探そう。

2011年6月26日日曜日

粘土届いた

注文してたプラスチック粘土届いたんで、友達とか捕まえてきてユニバーサろうと思います。





色使いとかもちゃんと考えるんだよ。

2011年6月20日月曜日

テーマの話

カラーユニバーサルデザインの記事を書いてちょっと思ったんですけど、芸術作品ってそういうことは考えられてないじゃないですか?だって芸術だもんね。絵画って少なくとも目が大体の色を認識できる人に向けてしか描かれてないですよね。
私、そこんとこをどうにかしたいなと思うんですよ。

全ての人が楽しめる芸術を模索して行きましょう。

そんな感じでこのブログは書き始めたんですけどね。ボールペン製作とかはその一環で、誰でも使えて誰にでもかっこいいね、とか可愛いね、って言ってもらえる物を求めている訳ですよ。
言葉にするのは難しいですねー。

カラーユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインは形だけじゃなく色も重要だということですよ。
粘土を探してるときに「カラーユニバーサルデザイン」という言葉を見つけましてね。何ぞ?と思って見てみたんですよ。

色というのは人によって見え方が違うものです。虹の色が世界各地で違うようにね。日本人も緑のことを青と言ったりしますしねー。不思議。それに色弱や色盲の方はそれこそ私とは全然違った世界を見てることでしょう。そういった様々な目の疾患や遺伝子タイプによる色の見え方の違いを考慮して配色するのがカラーユニバーサルデザインです。
例えば、充電中は黄色いランプが点灯していて、充電完了後はランプが緑色に変わる物があるとします。でもこれ、誰にでも緑になったと分かるわけじゃないんですねー。色弱の方の中には緑が黄色に見える人もいらっしゃるそうです。これではその人には充電が終わったことが伝わりません。こういったことを改善していく・・簡単な例を挙げるならランプの光を緑から青にするとかね。(青は比較的誰でも見えるらしいです)「カラーユニバーサルデザイン」は私たちのすごく身近に存在してると思いますよ。
参考にどうぞ【http://www.cudo.jp/cud_nani/index.html


そうそう、前々記事くらいで粘土でユニバーサルデザインの何かを作るという話を書きましたけど、着彩の時はこのカラーユニバーサルデザインを用いてやって行こうと思います。誰にでも綺麗に見えるものを作りたいですねー。

2011年6月19日日曜日

粘土を注文してみた。

スーパースカルピー、注文してきました。
これでボールペン作ろうかと思うんですけどねー、私だけがやっても面白くないんで誰かデザインしない?って友達から募ろうかと思います。

ボールペンだけじゃなくてこう、他にもなにか良いアイディアあったら色々作ってみたいですねー。



余ったら個人的な製作するけどね。

2011年6月13日月曜日

前記事の粘土について

調べてたら出てきたので貼るよー。
プラスチック粘土というんだそうで。暖めなきゃ硬くて使えないからとりあえず人肌だ!!という代物。

http://item.rakuten.co.jp/grass-road/c/0000000336

焼いたらカチカチになるので着色とかはそこから。
仕上げはニス塗って光沢でも出そうか。って感じ。

これ、肌色じゃないですか。だから絶対指とか作るやついるんだよw
ってゆーかいたよ実際。

高校の授業でもやってる。

私がユニバーサルデザインに関心を持つようになったのが高校の授業がきっかけなんですよね。まぁ、授業っていうか絶対取らなきゃいけない夏休みの講座で開講されてました。私は「デザイン」ってつくからなんか楽しそうと思ってホイホイされたわけなんですけど。

その授業の内容が、ボールペンを作ろうというもので。
粘土こねて形を作ってオーブンで焼いて着色、完成! と、簡単なものでした。
でも、ここで肝心なのは作ること自体じゃなくてデザインです。「誰にでも使いやすいボールペン」っていうコンセプトなのでカッコイイ形だけを追い求めてもだめなんですねー。例えば、ペンを持つという複雑な動きはできないけど手のひら全体で物を持つことができる人のためにグリップしやすい太めのボールペンを作る・・・とかね。
ボールペン完成後はグループ内で使い合って、「使いやすさ」、「デザイン性」等数個の項目で評価しあって発表してました。

私この時は自分のやりたいようにやったんで、そんなに使いやすいものは出来ませんでしたー。
ちょっと今は写真がないのでまた後日うpできたらいいなー。
この粘土も取り寄せてまた自分でできないものですかねー。
高校の先生に聞いてみましょうか。

多分今でもこの講座やってると思うんですけどね。高校でこういうことやってくれると興味持てる機会が増えていいですよね。

2011年6月6日月曜日

ユニバーサルデザインって何ぞ。

デザインと名が付くものだから、webデザインやファッションデザインのイメージが先行してしまいがちだと思うよ。私もはじめは芸術っぽい名前だな~、という印象しかなかったしねー。
でも実際は芸術っていうより福祉なんですよね。

誰でも簡単に使えて、安全。わかりやすい。それがユニバーサルデザイン。
この「誰でも」というのも体のどこかが不自由な人を連想しがちだけど、年齢、性別、国籍の違いも含めての「誰でも」らしいですね。
身近な例は缶のお酒の点字とか、電話のボタンの5についてるポッチとか。点字ブロックもユニバーサルデザイン。結構身近にあるものだねー。
ちょっとこれから色々調べてきますよ。本格的に取り組んでいきましょう。芸術的なノーマライゼーション。素敵ですねー。


全ての人に公平に。
すばらしいことじゃないですか。

ブログのテーマ

個人的にはユニバーサルデザインについて書いていきたいけど、あれは芸術のくくりなのかよく分からない。から、とりあえず保留。
でも、いいよね。ユニバーサル。